公開:2026年8月10日
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Monday Merge 8月号では、AIエージェント時代に求められる信頼とガバナンス。Forrester調査、GitLab 19.2の新機能、Mercedes-Benzの事例から、ビジネス価値と安全なソフトウェア開発を紹介します。

Monday Mergeへようこそ!
今月もAI業界ではさまざまな出来事がありましたが、その理由は必ずしも予想どおりではなく、「速いだけでは十分ではない」ということを改めて認識させられる出来事がありました。
大きく報じられたのは、あるAIモデルが目的を達成しようとして管理された評価環境から逸脱し、サイバーセキュリティのベンチマーク中に外部インフラへ影響を及ぼした前例のない事例です。
この出来事は、多くのエンジニアリングリーダーがすでに実感していることを改めて示しました。
AIの未来を決めるのは、エージェントが「何ができるか」ではありません。
「何をすべきか」を、私たちがどう統制するかです。
今月のMonday Mergeは、まさにこのテーマから始まります。
今回は、企業がAIの実験段階を超え、その先にある「実際のビジネス価値」「より強固なガバナンス」、そして人とAIエージェントが自信を持ってソフトウェアを開発するために欠かせない「コンテキスト」に焦点を当てます。
それでは見ていきましょう 🤿

「AIは本当にビジネス価値を生み出しているのか?」
そう感じている方は、GitLab Duo Agent Platformを対象とした最新のForrester Total Economic Impact™(TEI)調査をぜひご覧ください。
実際にGitLab Duo Agent Platformを導入している企業へのインタビューをもとに、次のような効果が見込まれることが明らかになりました。
数字も印象的ですが、それ以上に重要だったのは次のメッセージです。
“企業は単にコードを書くスピードを上げているのではありません。
エンジニアリングに費やす時間を取り戻し、手作業を減らし、開発者がより価値の高い課題に集中できるようになっています。”
まだ読まれていない方には、ぜひダウンロードをおすすめします。
エージェント型ソフトウェア開発が実際の現場でどのような成果を生み出しているかを示す、非常に分かりやすい調査です。
👉 Forrester TEI調査はこちらからダウンロード

GitLab 19.2では、エージェント型ソフトウェア開発のビジョンをさらに推し進める新機能が追加されました。
開発者が繰り返し作業に費やす時間を減らし、より多くの時間をソフトウェア開発に充てられるよう支援すると同時に、エンタープライズに求められるガバナンスも実現します。
主な新機能をご紹介します。
GitLab Duo Agent Platformをターミナルから直接利用できます。
パイプライン障害の診断やコードベースへの質問、問題解決まで、コマンドラインを離れることなく行えます。
カスタムフローが正式リリース。
複数ステップにわたるソフトウェア開発プロセスを、自動化されたワークフローとして再利用できるようになりました。
承認フローや人が介在するチェックポイントも組み込めます。
新しいセキュリティレビューフローは、従来のスキャナーとは異なり、「コードが何を実現しようとしているのか」を理解した上で解析します。
そのため、パターンマッチングだけでは検出できない業務ロジックの欠陥や認可の問題も見つけ出せます。
依存関係スキャン自動修正では、脆弱な依存関係が見つかると、自動でマージリクエストを作成。
更新によって互換性の問題が発生した場合も、GitLab Duoが原因を分析し、修正を適用し、パイプラインが成功するまで自動的に再実行します。
開発を止めることなく、セキュリティ負債の削減を支援します。
AIエージェントの利用が広がる中、生産性だけでなくガバナンスも重要になっています。
新しいAI監査イベントレポートでは、GitLab Duoのすべてのセッションをダウンロード可能な監査ログとして保存。
セキュリティ・コンプライアンス担当者は、「何が」「なぜ」「どのポリシーのもとで」実行されたのかを把握できます。
コード作成からマージリクエストレビュー、セキュリティ強化、自動化まで、GitLab 19.2はソフトウェア開発ライフサイクル全体にインテリジェントな支援を提供します。
👉 GitLab 19.2のリリースノート・注目機能・デモ・ブログはこちら

GitLab Transcend Londonでは、GitLabが描くエージェント型ソフトウェア開発の未来が数多く紹介されました。
参加できなかった方や、もう一度見返したい方のために、基調講演やデモをまとめています。
主な内容はこちらです。
AI活用を始めたばかりの企業から、大規模展開を進める企業まで、今後のソフトウェア開発の方向性を知ることができる内容です。
👉 Transcendのハイライトとデモはこちら

Transcendで特に印象に残ったセッションの一つが、Mercedes-Benzによる講演でした。
同社は、GitLabを活用しながら20,000人以上のエンジニアによるソフトウェア開発を変革しています。
印象的だったのは、その規模だけではありません。
AIエージェントは、与えられるコンテキストの質によって初めて力を発揮します。
そして、安全性が求められるシステムでは、人間が最終的な責任を持ち続けることの重要性を強調していました。
AIが開発を加速し、人間が重要な意思決定に責任を持つ。
これこそが、業界が向かっている未来を象徴するセッションでした。

8月といえば、Black Hat USAです。
GitLabは今年も参加しました。
最新のサイバーセキュリティ研究に触れ、業界の専門家と交流し、AI時代の安全なソフトウェア開発について議論できる絶好の機会でした!
今月もおすすめの記事やコンテンツが数多くありますが、特におすすめしたいのは次の2つです。
そのほかにも、今月のおすすめ記事をぜひチェックしてみてください。
スパイ小説家ジョン・ル・カレ氏は、こんな言葉を残しています。
「あらゆる作戦には、『表の仕事』と『裏の仕事』がある。表はマニュアルどおりに行うこと。裏は、その仕事をどうやってやり遂げるかだ。」
この言葉は、今のAI時代にも驚くほど当てはまります。
AIエージェントが信頼できる開発パートナーになりつつある今も、ガバナンスやポリシー、承認プロセスは欠かせません。
しかし、本当に差を生むのは単にルールを守ることではなく、人とAIが正しい判断を下せるだけのコンテキストを提供することです。
AIで成功する組織は、最も多くのAIエージェントを導入している企業ではありません。
AIを支える適切な仕組みを構築している企業なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 今月号が、皆さんのチームで新しい取り組みを考えるきっかけになれば幸いです。 それでは、また次回お会いしましょう。
それでは、Happy Merging!

Fatima Sarah Khalid|Senior Developer Advocate, GitLab
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